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2007-02-26: チョコといえば

 今年も各百貨店のバレンタインコーナーでロイズの生チョコを仕入れました。山崎に、グランマルニエ、レミーマルタン。今、ポテチがマイブームだったもので、ポテトチップスチョコレートも買ってみた。
 ポテチチョコはまだ食べていませんが、生チョコはいただきました。やはり山崎が絶品。何も足さない何も引かない。さすがです。ただ、この山崎が冷蔵庫にいらっしゃる間に、我が家の冷蔵庫は何が不満なのか2度もストライキをおこしたのですよ。何度も常温にさらされ、少し味が落ちたのが残念。

 閑話休題。まだまだ続くGLAY話。

◆0211マジック
 苦節10年…ではないのだけれど…継続は力なり…?

 今回の名古屋ライブ、チケットはFC先行でエントリー。名古屋は一日、大阪は二日間行きたかったのですが、取れたのは名古屋と大阪一日のみ。FC先行後も数あるプレオーダー、一般発売にエントリーしましたが、結局どこにもひっかからずでした。まあ仕方ない、とりあえず名古屋と大阪(一日だけど)は行けるのだからと思っていました。
 FCのチケは公演の10日程前に届きます。しばらく前まではローソンチケットで、ロッピーで発券していたのですが、氷室さんとの『SWING ADDICTION』からは発送になりました。その分、送料や手数料等余分に取られるのですが、なかなかに素敵なチケットなので、毎回これなら手数料払ってもいいよねと同志たちと話していたのです。こんな風なチケットは99年のドームツアー以来ではないかしら。

 配達記録で届いた封筒、宛名の下に席番らしきものが印刷されてました。こんなのは初めてで、これで事故等おきたりしないのだろうか?と後から首を傾げてしまいましたが。
 …が、そこでありえない文字を見たのですよ。…え?えーっ?!と。ちょっと待て、落ち着け、期待してはいけない、と自分を戒めつつ、とにかく開封。取り出したチケットを、それこそ穴が開くほどに見つめました。

 アリーナ 1列

 えーーーっ!?と、傍にいたミン様をばしばしと叩いたような記憶が…いや、ゆさゆさと揺さぶっていたかしら。
 どこぞのドームだか、ホールだかは、確かアリーナと言えばスタンド席と1階席の間のことを言ったんじゃなかったかしら?とか、めまぐるしく考えました。(←正確には横浜アリーナのことで、一般にアリーナ席と呼ばれるところは、横アリではセンター席といい、横アリのアリーナ席というのは、センター席を取り囲んで階段状になっている席のことを言うらしいです)
 けれど、レインボーはそんなことはないはずだ、アリーナは、あのアリーナのはずだ!でも違ってたらどうしよう…、これってぬか喜び?でもでもでも!きっとこれはアリーナ席で、いわゆる、あの、最前列!!というやつなのでは!?
 …と、この間、どれくらいの時間だったでしょう。あまりに興奮して、嬉しくて、ミン様を「ついに!ついに!ついに来たよっ!」と揺さぶり、それからバタバタと両親のところへ行き「ついにGLAYライブで最前だよ!」と報告。すると、「…へー」と気の無い返事。…や、いや、ね?まあ、そうよね?当然の反応と言えば、当然の反応なわけで。誰かに言わずにはおれなかった私としては、同じ家に両親が居たから言ったまでですが、ただ言う相手を間違ってただけよと少々へこみつつ…、一緒に興奮してくれそうな同志にアワアワとメール。そして、それこそ当然と言えば当然の反応を返してくれてありがとう!アワアワしながら嬉しかったです。

 今回名古屋でご一緒した方は、GLAYライブ初参戦。私が布教し、そして見事に好きになってくださった方。アリーナツアーのFC先行時に、「ライブはいかがでしょう?」とお誘いしてみたら、行きたいとのことだったので2枚申し込んだのです。
 彼女にもお伝えせねば!と思ったのですが、メールで(文字で)伝えるより、その目で確かめてください、と携帯でチケットを写し、それをメールに乗せました。…ステキな反応を返してくださいました。ふふふふふ。

 今までで参戦したGLAYライブ、一番近くてドームの10列目でしたよね、同志?うん、確かそれが一番ステージに近い席だったかと思います。それが、あなた、まさかまさかの最前!
 でも、冷静になって…あまり冷静になれてなかったけれど…考えてみると、1列目といいましても、番号は一桁台。ステージに向かって本当に左端の方なのです。だから、実は目の前にステージは無いかもしれない、かえってステージが遠くて見切れるよなぁとか思ったり。そして、初めてGLAYのライブに行く彼女にとっては、全体を見渡せるスタンドの方が良かったのではないかなぁとか思ったりしたのでした。スピーカーの前だったりしたら、耳もしんどいだろうし。そんな懸念を彼女に伝えてみると、見切れても、音が良くなくても、絶対記念になる!と言ってくださいましたよ。えへへ。
 ある友人は「端だって、真ん中だって、GLAYさんと自分の間に障害がないのよ!」と言ってくれ(深く頷いたのでした)、またある友人に、端だからステージないかも、とメールすると、「レインボーならきっと大丈夫!」とレスをくれました(あちらこちらの会場へ行っているあなただけに、そうね、大丈夫ね!と思えました)。えへへへへ。

 何が『0211マジック』なのかと申しますと、今回の名古屋は2/11、昨年のこの2/11は大阪でレミライブだったのです。そのレミライブでも一列目だったのです。オフィシャルサイトの先行でチケットを取ったのですが、電話がすぐに繋がって。偶然にしてはなんともすごい偶然!2/11、My記念日に昇格です。

2007-02-26: あ、「ストレス社会で闘うあなたのため」のチョコがきれた…

 早急に仕入れなければ。

 話があちらこちらに飛びますが、ご容赦を。

 21日のアフターは友人たちとゴハン。海の向こうで暮らしている友人が一時帰国しているので、久々の逢瀬。最近マイブームのビールの美味しいお店へ。

 このお店、以前に別の店舗に職場の内々で行ったのですが、最初の一杯目だけ「お疲れさまでした」とビールを差し出してくれたのですよ。それにいたく感激したゆきちんは、後日お昼休みにその話をしたのです。「あの時、こうだったよね」と。そうしたら「ゆきちん(仮名)、どうしたんですか?お疲れなんですね!癒されたいんですね!」とハケンさんに言われましたよ。あははは。どうやらこのお店、一杯目だけは「お疲れさまでした」とどの店舗でも言ってくれるようです。
 この日は3人の集いで、帰国した友人と2人で先に店に入って飲み始めておりました。そこにもう一人の友人が到着。「お疲れさまでした」とビールを差し出された友人は、えっ?と少し驚いたように顔を上げ、それから「ありがとう」と笑顔を返しておりました。「あれっていいよね」と私と笑顔の友人とで盛り上がっていたら、もう一人の友人がそんな私たちを見て、「それって、メイド喫茶で「おかえりなさいませ」と言われるとの同じような感覚なんじゃないの?」と。…メイド喫茶には残念ながら行ったことないけれど、そうか、癒される空間なのか(笑)

 相変わらずビールは美味しく、おつまみも美味しかったけれど、あの店に行くとタバコのにおいがしみついてしまうのが難。それ以外はお気に入りの店です。
 …ですが、あなたはビールが苦手だったのね?うわー、それを先に言ってください。ごめんね、今度は違う店にしましょう。

 お互いの近況などを報告。その中で「ゆきちん(仮名)がそこまで嫌うバカとはどれほどのものなのか?」と尋ねられまして。改めて箇条書きに述べてみると、言っている自分でも「なんだ、大したことない、どこにでもいるような宇宙人だよね」と思ってしまうから不思議。不思議だけど、それでもやっぱり嫌いなのだな、うむ。それが直属の上司で、その上がまたバカで。そんなヤツらに煩わされている自分がまた腹立たしい。でも、自分に矛先を向けると、ストレスばかりがたまっていくのですよ。上司に恵まれなかったら022、022。

 友人にフルバをレンタルすることになっており、その前に再読しておりました。そして、あちこちで涙…。律子さんの主題歌が思い出されます。返ってきたら、また読もう。

2007-02-20: まわるまわる こま切れの記憶の奥で 瞬く

 走馬灯、くるくる。

 次に引っ張り出してきたのは、2002年の年末か、2003年の年始にWOWOWで放映された2002年10月の日中国交正常化三十周年特別記念コンサート『GLAY ONE LOVE in 北京』。我が家はWOWOWが見れないのですが、友人が録画して送ってくれました。感謝、感謝。WOWOWって、こんなに綺麗な映像なんでしょうか。すごく綺麗。もちろんCMも入らない。このライブDVDもリリースされているのですが、このビデオで満足してしまって買っていないのです。
 これもDVD化しようと、見ながら録画。2002年といえば、それでも5年前ですか。はぁ、そうですかぁ…。

 当時の、彼らの持てる全てを注ぎ込んだようなライブでした。曲もベストに近い選曲で、そうでいながら、アルバム曲もちゃんと入っていて。様々な制限がある中で、ステージセットや演出もかなり考えられたものだろうというのが伺えます。
 何より、彼らの、この会場に集まってくれた全ての人を楽しませよう、あったかくなってもらおうという気持ちが全面に出ている。それゆえに、まず彼らが一番楽しそうで。笑顔全開なんです。
 集まった観客も、最初は勝手がわからず戸惑いもありつつ、でもTERUさんが一生懸命練習した…けれどたどたどしい(と思われる)…中国語のMCに耳を傾け、徐々に笑顔になっていく。警備の方、公安の方も時折笑顔を見せる。
 そんな映像を眺めながら、なんだか何度も涙がこみ上げました。本当に彼らを好きで良かった、出会えて良かったと心から思いました。

 …という具合に、久々のライブ前日にこの10年を振り返っていたのです。(まだ名古屋ライブ前日のお話だったりします)
 けれど、うっかり振り返ってしまったばかりに、逆にふつふつと不安もわいてきました。振り返って見たライブ当時は本当に彼らのことが大好きだった。けれど、今、新しいアルバムが未だ耳に馴染まず、ライブで!とは思っているものの、明日私は、私の好きな彼らに会えるのだろうか?逆に、私はまだ彼らを好きでいられるのだろうか?と。
 それを友人にもらしたところ、「長いことファンで居続けられること、おいかけずにはいられないこと、そうさせる彼らの技量とキモチ、それから、彼らと、ゆきちんがそれぞれ保ち続けてきたスタンスを信じていってらっしゃい」と言ってもらえました。それで、すとんと落ち着いたかな。とりあえず、ライブ!と腰が据わったと言いますか。

 遠足の前夜は未だに早く眠れないオコサマで、日帰りで特に持ち物らしい持ち物もないのに、しかも明日の洋服はライブ仕様なので決まっているのに、なぜかうっかり夜更かしで布団に入ったのでしたよ。うっかり。

 …今更ですが、既に日記という名の雑記ですな。

2007-02-19: 覚え書き消化は後回しで

 とりあえず、語りたいことを語るとしましょう。

 そんなこんなで(一つ前の記事参照)、なかなか新しいアルバムに馴染めないでいました。アルバム入手からライブまで10日しかなく、イヤホンが苦手で自宅でしか聞けなかったので時間的にも厳しかったのです。
 さらに前々日の金曜日は、あまりの体調不良に早退して寝込んだり。それでも、いちおう枕元で流してはいたのです…アルバムはすでに諦めてシングルを延々ループ……が、聞いていたのはミン様だけ。何回も同じ曲が流れているなぁと思っていたらしい。そしてそのうちに電池切れで止まったらしい。私の記憶にはございませんが…。

 前日の土曜日は、体調回復に努めるため、しっかり引きこもり。ゴハン食べる以外は布団の住人。
 その頃には予習自体を諦めておりまして、ライブに行ったら聴きたくなるに違いない、と。レミもGARNETもそんなことを言ってた人がここに…。でも実際そうですよね、各方?

 でも!図らずも復習には勤しみました!
 以前にビデオテープに録画していたものをDVDに録画し直そうと思い立ち、クローゼットの奥から引っ張りだしてきたのが『A DAY OF GLAY』。TOUR'98 pure soul の5月10日NHKホールのライヴ映像+インタビュー。TDKプレゼンツの特番です。リリースされてるライブビデオももちろん持っているのですが、この番組のカメラワークがいい。見せ方がいいのです。
 1999年5月放映だったと思うので、8年前かぁ。ライブ映像自体は9年前のものです。なぜに3倍速で撮ったのだろうと悔やみつつ、画質も落ちているのですが、好きな番組だったのでとりあえずDVD化しようと見ながら録画してました。
 やー、TERUさんも、TAKUROさんも若いっ!HISAくんとJIROくんはさほど変わらないように見えるのですがねぇ。いやぁ、私も若かったよなぁとしみじみ。

◆勝手にANNIVERSARY YEAR
 私がGLAYのファンになったのは、1997年。そうです、ちょうど10年前。今年は、GLAYファンになってから記念すべき10年目の年。10周年記念なのです。同志もファンになった時期がちょうど同じで、「今年は私たちのANNIVERSARY YEARだね!」と盛り上がっております。そう、勝手に。

 そんなわけで、その当時のライブ映像など見ると、ついつい浸ってしまう。

 ファンになったきっかけの曲は『HOWEVER』。
 初めて買ったCDが『REVIEW〜BEST OF GLAY』。
 何度も何度も繰り返し見たビデオが『VIDEO GLAY 3』と、『HIT THE WORLD〜GLAY ARENA TOUR'97』。『HIT THE WORLD〜』は、今でも大好きな1本。
 当時の私は、特定のアーティストのCDを買うことも、ましてやビデオクリップやライブビデオを買うこと自体がありえないことだったのに。
 GLAYのことが知りたくて、ミン様に教えてもらい、メーリングリストに登録したりもした。

 初ライブは『pure soul in STADIUM "SUMMER of '98"』。8月暑い夏の一日、今は無き阪急西宮スタジアム。
 その頃勤めていた職場の友人が、「チケット発売の情報が載ってるよ」と雑誌を見せてくれました。ライブというのはある限られた人が行くものだと思っていて、それこそファンクラブにでも入っていなければチケットは取れなくて…と思い込んでいました。
 一般の私が行けるわけがないと思いつつも電話をしてみた。その日は学生時代の友人達との旅先で、10時からの争奪戦にみんなが協力してくれたのでした。NTTの「ただ今混みあっています」というアナウンスを初めて聞いたのもこの時。友人の一人の「かかった!」という声を今でも覚えてる。その日は一日地に足が着かなかったと思う。

 メーリングリストで、初ライブに臨むにあたり注意点などを教わりました。それから、何を着ていけばいいのかわからなくて、ライブのためにシャツも買った。

 当日、会場に向かうにつれ、リハの音が聞こえて。TERUさんの声が聞こえて……崩壊。
 あの日のライブは、あれから何度もライブに行っているけれど、どのライブよりも鮮やかに記憶に刻まれています。その日の夜は、興奮が冷めず、耳にずっとTERUさんの声が残っていて眠れませんでした。

 そのライブレポをメーリングリストに投稿。それを読んでくださった方々から嬉しいメールをいただきました。

 メーリングリストで知り合った方と、初めてオフでお会いしたり。そう、いわゆるオフ会というやつです。自分がそんなことができるようになるなんて驚きでした。
 そこで知り合った方に紹介してもらい、ドキドキと足を運んだファンサイト。またそこで新たに出来た繋がり。自分でもサイトを作ってみたりして。それがここの原点です。

 今でもとても仲良しな同志や、時折集まる仲間、各地の友人達。そして、もう会うことも話すこともないかもしれないけれど、その時その時に、とても親身になってアドバイスをくれたり、相談に乗ってくれた大切な人々。
 GLAYのファンになってから、本当にたくさんの大切な出会いがありました。

 そりゃ、走馬灯も回るってものです。ぐるぐる、ぐるぐると。

 書きながらも、また走馬灯が回っているので、ひとまず送信。

2007-02-16: メンタルバランスチョコレートをぱくり

 何となくその気になるので不思議。

 先の日曜日、名古屋レインボーホールにてGLAYに逢ってきました。GLAY ARENA TOUR 2007“LOVE IS BEAUTIFUL”。昨年8月、東京での『SWING ADDICTION』には参加したけれど、GLAY単独ライブで言えば、2年前2005年3月の大阪インテ以来。本当に久々でした。

 アルバムリリースに先駆けて1月半ばからアリーナツアーがスタート。1月末にアルバム『LOVE IS BEAUTIFUL』リリース。今月あたまの埼玉からがアルバムリリース後のライブ。名古屋もリリース後でした。
 ツアー初日の横浜に参戦した同志の話では、『G4』以降を中心としたセットリストとのことで、アルバムリリースまでは先行シングル3枚を予習として聴き、アルバムリリース後はアルバムを。

●GLAY『LOVE IS BEAUTIFUL』、生々しく暗い
 覚え書き消化です。今回のアルバム『LOVE IS BEAUTIFUL』について。
 ライブ前に思うところを書き留めておきたかったのですが、忙しさとメンタル不調、体調不良で覚え書きのままでライブ当日を迎えることとなったのです。

 アルバム『LOVE IS BEAUTIFUL』、発売前からとても楽しみにしていました。直前にリリースされた『100万回のKISS』が、すごく良かったこともあり、早く他の曲も聴いてみたかった。最近の私にしては珍しく、発売日を指折り数え、アマゾンで予約しましたもの。

 けれど、実際入手してからは、上記のようにメンタル及び体調不良にてなかなか聴く機会を持てず。寝る前に流してはみるのですが、ぴんとこなかったのです。
 14曲中8曲がシングル曲で、その8曲中2曲がコラボで。それはわかっていたことなのですが、実際にアルバムの流れで聞いてみると、コラボの曲が浮いているように聞こえ、そのせいかなんだか落ち着かない。他の曲もうまく耳に入ってこなかったのです。けれど、嫌いなわけではなく、…でも取り立ててどうということもなく。

 うむー…と消化不良気味な時に同志より「今回のアルバム、どの曲が好き?」とメールが舞い込みました。私はこんな状態だったので、特に『この曲』というのがあげられず、「まだちゃんと聴き込めてないから待ってね」と答えを保留。
 その時のメールに同志が書いていたのが「生々しく暗い」。彼女がそう感じる理由を聞いて、なるほどと頷きました。

 ここ数年、GLAYの曲を聞くのがしんどい時がありました。それは自分のテンションをコントロールできなかったり、へこたれている時だったり。いつもなら応援歌として聞ける曲にも同調できないでいたのです。それよりは同じような目線でより身近に感じられるレミや、陰りのあるGARNET(←褒めてます)が心地良かった。
 GLAYの曲は、こんな単純な言葉でしか表せないのがなんとも悲しいのですが、私にとっては「すごい」のです。彼らの生きる姿勢、夢を持ち、それに向かって進んでいく力が眩しい。それが時に眩しすぎて、特に夢も無く、日々を乗り切るのに精一杯な生活をしている自分にとっては(ただ生きていくことだけでもすごいことだとわかっているけれど)、その光の強さに疲れてしまうのです。

 今回のアルバムは、そういう意味での眩しさは感じなかった。明るくはない、どちらかというと重い。彼女の言うところの「生々しい暗さ」、それゆえ眩しさは感じない。
 でも。だからこそ、無意識に同調や深入りするのを避けていた感がある。それに触れるとどーんとはまってしまいそうで。はまると、今の自分ではしんどいような気がして。ちゃんと聴けなかったのも、それが理由かもしれない。『僕達の勝敗』や『I will 〜』、『MIRROR』。飾らない、淡々と綴られている言葉、同志の言葉を借りれば「作為的でない、曝け出した傷を誇示するでもなく、卑下するでもなく、ありのままを歌っている」曲。それを正面から受け止めるだけの余裕や容量が私にはなかったんだな。

 その一方で、彼らの曲をちゃんと感じたいという思いもあった。CDだけではきちんと聴けないけれど、ライブで、ナマで、この曲を聴きたいと思った。そうすれば、何かを感じられるのではないかと思っていたのです。

 …と、ひとつ覚え書きを消化。

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