ゆきちんの読書記録(2005〜)

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ゆきちんの読書記録(2005〜)

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2005-07-10

『きらきらひかる』/江國香織

 前回読んだ時に、どのように感じたのか覚えていませんが、江國さんの著書で何が一番好きかと訊かれたら、迷わず「きらきらひかる」と答えていた私。今回もやっぱり好きだと思いながら読んでいます。さらに、前回よりも明らかに笑子さんの情緒不安定さが解ります。前に読んだ時から今回読み返すまでの自分が歩いてきた道程を思いました。いつの間に、こんなに遠くへ…ですね。
(2005.2)

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『聖なる黒夜』/柴田よしき

 読み応えがありました。久しぶりに読書したという充実感。そう、久しぶりにハードカバーの本を通勤時に持ち歩きましたよ。
 面白かったです。翌日にこの本をすすめてくれた友人とメールにてやりとり。導き出されたのは、世界の中心だろうが、片隅だろうが、叫ぼうが、呟こうが、愛は愛だということ。「そう、偉大なる愛だ!」とルキーニも言いました。余談ですが、フルバの透くんと出合ってから、ハウルを観てから、無敵の愛に憧れています。
 麻生さんや練くんが登場する別の話があるそうで、貸していただけるのを楽しみにしています。
(2005.1)

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『フルーツバスケット 16』/高屋奈月

 方々に布教したいのは山々なんですが、私が持っているのは7巻からなので、そんな中途半端なところから送りつけられても困りますよね。でも、好きなお話なのですよ。
 今日子さんのお話でした。世界が自分を必要としなくても、自分を必要としてくれる誰かのために生きる、と言った彼女。「私は、ね」と最後に付け足したのが印象的。私はどうなんだろう。
 …しばらく物思いに耽ってみたけれど、答えが出ないので、保留。答えはずっと出ないような気がする。どうして生きているのか?なんて、答えられないな、私は。
(2005.1)

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『センセイの鞄』/川上弘美

 時間をかけて、毎日少しずつ読んでいたのですが、途中から、帰宅して一気読み。
 文庫の帯に引用されている一文に、本文の中で出合ったとき、私まで泣きそうになってしまった。子供に返ってしまっているというのが、よくわかって。その文に出合ってから、読むスピードがあがりました。
 昨年『いとしい』を読んでから、川上弘美から遠ざかっていました。『いとしい』がどうも好きになれなくて。『センセイの鞄』もそうだったらどうしよう?という思いもあって。でも、日記で感想を目にしたり、お正月に父が「おもしろかった」と言っていたこともあり、ようやく手にとったのです。本棚には随分前からあったのです。
 ラストは想像通りでしたが、そこまでの過程が想像とは違って、良かったです。主人公と同じ名を持つあなたも、機会があれば読んでみてください。今お手元にある貴方はどんな感想を持つのかな。
(2005.1)

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