Comments

2007-02-16: メンタルバランスチョコレートをぱくり

 何となくその気になるので不思議。

 先の日曜日、名古屋レインボーホールにてGLAYに逢ってきました。GLAY ARENA TOUR 2007“LOVE IS BEAUTIFUL”。昨年8月、東京での『SWING ADDICTION』には参加したけれど、GLAY単独ライブで言えば、2年前2005年3月の大阪インテ以来。本当に久々でした。

 アルバムリリースに先駆けて1月半ばからアリーナツアーがスタート。1月末にアルバム『LOVE IS BEAUTIFUL』リリース。今月あたまの埼玉からがアルバムリリース後のライブ。名古屋もリリース後でした。
 ツアー初日の横浜に参戦した同志の話では、『G4』以降を中心としたセットリストとのことで、アルバムリリースまでは先行シングル3枚を予習として聴き、アルバムリリース後はアルバムを。

●GLAY『LOVE IS BEAUTIFUL』、生々しく暗い
 覚え書き消化です。今回のアルバム『LOVE IS BEAUTIFUL』について。
 ライブ前に思うところを書き留めておきたかったのですが、忙しさとメンタル不調、体調不良で覚え書きのままでライブ当日を迎えることとなったのです。

 アルバム『LOVE IS BEAUTIFUL』、発売前からとても楽しみにしていました。直前にリリースされた『100万回のKISS』が、すごく良かったこともあり、早く他の曲も聴いてみたかった。最近の私にしては珍しく、発売日を指折り数え、アマゾンで予約しましたもの。

 けれど、実際入手してからは、上記のようにメンタル及び体調不良にてなかなか聴く機会を持てず。寝る前に流してはみるのですが、ぴんとこなかったのです。
 14曲中8曲がシングル曲で、その8曲中2曲がコラボで。それはわかっていたことなのですが、実際にアルバムの流れで聞いてみると、コラボの曲が浮いているように聞こえ、そのせいかなんだか落ち着かない。他の曲もうまく耳に入ってこなかったのです。けれど、嫌いなわけではなく、…でも取り立ててどうということもなく。

 うむー…と消化不良気味な時に同志より「今回のアルバム、どの曲が好き?」とメールが舞い込みました。私はこんな状態だったので、特に『この曲』というのがあげられず、「まだちゃんと聴き込めてないから待ってね」と答えを保留。
 その時のメールに同志が書いていたのが「生々しく暗い」。彼女がそう感じる理由を聞いて、なるほどと頷きました。

 ここ数年、GLAYの曲を聞くのがしんどい時がありました。それは自分のテンションをコントロールできなかったり、へこたれている時だったり。いつもなら応援歌として聞ける曲にも同調できないでいたのです。それよりは同じような目線でより身近に感じられるレミや、陰りのあるGARNET(←褒めてます)が心地良かった。
 GLAYの曲は、こんな単純な言葉でしか表せないのがなんとも悲しいのですが、私にとっては「すごい」のです。彼らの生きる姿勢、夢を持ち、それに向かって進んでいく力が眩しい。それが時に眩しすぎて、特に夢も無く、日々を乗り切るのに精一杯な生活をしている自分にとっては(ただ生きていくことだけでもすごいことだとわかっているけれど)、その光の強さに疲れてしまうのです。

 今回のアルバムは、そういう意味での眩しさは感じなかった。明るくはない、どちらかというと重い。彼女の言うところの「生々しい暗さ」、それゆえ眩しさは感じない。
 でも。だからこそ、無意識に同調や深入りするのを避けていた感がある。それに触れるとどーんとはまってしまいそうで。はまると、今の自分ではしんどいような気がして。ちゃんと聴けなかったのも、それが理由かもしれない。『僕達の勝敗』や『I will 〜』、『MIRROR』。飾らない、淡々と綴られている言葉、同志の言葉を借りれば「作為的でない、曝け出した傷を誇示するでもなく、卑下するでもなく、ありのままを歌っている」曲。それを正面から受け止めるだけの余裕や容量が私にはなかったんだな。

 その一方で、彼らの曲をちゃんと感じたいという思いもあった。CDだけではきちんと聴けないけれど、ライブで、ナマで、この曲を聴きたいと思った。そうすれば、何かを感じられるのではないかと思っていたのです。

 …と、ひとつ覚え書きを消化。

Comments made

No comments yet

Add comment

このアイテムは閉鎖されました。このアイテムへのコメントの追加、投票はできません。